その物に付きて、その物をつひやし損ふ物、数を知らずあり。身に蝨あり。家に鼠あり。国に賊あり。小人に財あり。君子に仁義あり。僧に法あり。
そのものに寄生して、そのものを消費し、結果的に滅ぼしてしまう物は、佃煮にするほどある。体にはシラミが付く。家にはネズミが付く。国家には反逆者がいる。小市民には財産がある。権力者には義理がある。僧侶には説法があるのであった。
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